肺癌の種類
投稿者:admin 投稿日時:8月 14, 2007 - 6:31午前
肺癌には様々な種類があります。 最も一般的なものは、次の2つです。
- 非小細胞癌 (Non-small cell lung cancer: NSCLC): 最も一般的なタイプ (肺癌の約75%)
- 小細胞癌 (Small cell lung cancer: SCLC)
この2種類の肺癌は、各種の治療法に異なる反応をみせます。従って、それぞれの患者さんに最善の治療法は、肺癌の種類によって変わってきます。
非小細胞癌
非小細胞癌は、異常細胞の種類によって次のように分類されます。
- 肺腺癌 (Adenocarcinoma) – 女性、特に女性喫煙者に一般的で、比較的小さな気道に粘液の塊/喀痰を生成する傾向があります。
- 肺扁平上皮癌 (Squamous carcinoma) (または扁平上皮癌 [epidermoid carcinoma]) – 男性や年配者(男性と女性の両方)に多くみられますが、非喫煙者には滅多にみられません。目の詰んだ球状の細胞が不規則に成長します。一般的には、肺の外側ではなく、比較的大きな中央の気道に発生します。肺の部分に移動する空気を塞ぐほど大きく成長し、肺を虚脱させることがあります。 この種類の肺癌は、最も一般的には外科手術によって除去します。
小細胞癌
小円形細胞から発生して、肉厚のしこりを形成します。通常、比較的大きな気道に発生します。非喫煙者には滅多にみられません。 この種類の肺癌細胞は非常に急速に分裂、成長するため、診断時には多くの場合リンパ節や身体の他の臓器に転移しています。
化学療法や放射線療法に対しては非小細胞癌より感受性がありますが、再発する可能性があります。 再発を早期発見するために、治療完了後も定期検査を行います。
他の肺癌
- 中皮腫 (Mesothelioma) – アスベスト業界での直接的な労働や建設業界でのアスベスト製品を使った作業によるアスベストの暴露(粉じんの吸入)と密接に関係しています。一般的に年配の男性に多くみられ、最初の暴露から35~40年を経て癌が発生します。この種の癌細胞は通常、肺の内張りに発生します。液体を生成する傾向があり、呼吸を容易にするために、時々これを抜き取る必要があります。
- カルチノイド (Carcinoid tumour) – 肺の良性腫瘍で、滅多にみられません(全肺癌の1~2%)。カルチノイドは臓器や分泌腺に影響を与えて、甲状腺などの様々な(神経内分泌)ホルモンを生成します。 比較的若年層に多く発生し、患者さんの多数は診断時に無症状です。症状が出る場合は、顔面紅潮、下痢、心臓の不具合、喘鳴が現れます。通常は外科手術で治癒できますが、放射線療法や化学療法を使って症状を抑えることができます。
肺癌の診断と治療は複雑です。 各国に固有の情報については、その国のリンクをご覧ください。
進行度
最適な治療法を決定するために、癌は「進行度」、つまり患者さんの疾患の重症度によって分類されます。
小細胞癌は、限局型 (limited、癌が1つの肺と同じ側のリンパ節だけにある場合) と進展型 (extensive、胸郭内または身体の他の部位に癌が転移している場合) の2 つに大別されます。
非小細胞癌の進行度は、次のように分類されます。
- 第 I 期: 肺の一部だけに癌が存在している場合。
- 第 II 期: 近くのリンパ節や組織(胸壁など)に癌が転移している場合。
- 第 III 期: 胸郭内のより広範囲および通常は主要リンパ節に癌が転移している場合。
- 第 IV 期: 身体の他の部分(肝臓や骨など)に癌が転移している場合。






